大型2種

(試験場で使用される車両例)

ご存じの通りです。
バスの免許ですね、平たく言えば。。。
営業目的で大型車に人を乗せて走るにはこの免許です。

学科試験も2種の問題が追加されますが殆どは1種の問題です。
これはそれほど難しくないです。ま、県によっては問題がひねくれているらしいですから
それが大変ですね。東京、千葉、埼玉はなかなか合格率が低いですよね。

何が一番ネックになるかと言えばやはり実技試験でしょうね。
車両は全長11mクラスですからフルサイズの大型車に乗っている人には何ら大きいとは感じないでしょう。
僕も乗った感じでは楽に取り回し出来ました。前輪2軸車に乗っている人は
特にこの車は違和感ないでしょうね。とは言え、最近の低床4軸は前々輪の位置が昔の様に
後ろにないのでその人には辛いかも?あと6×2の前輪2軸の人にしたら、バスみたいに
おしりは長くないですからちょっと違和感有るかも?

昔の低床4軸に乗っていた人は無問題でしょう!(ちなみに僕は乗ってました)

ハンドルは良く切れます。おしりも良く振ります。かなり楽です。

が!いくら違和感が無いとは言え、タイヤを縁石に吸い付かせる様な技術は持っていませんよね。
僕が乗った車両は前輪をミラーで確認できませんでした。調整を試みましたが動きませんでした。

大型2種で求められる技術コースは

鋭角、クランク、S字、坂道、踏切、後方ポール寄せ50cm以内、停車場ポール合わせ
こんな物でしょうか?

僕の場合、後方の寄せと鋭角は苦労しました。
トラックに乗っていると窓から身を乗り出してバックしているので、バスに乗るとイマイチ遠近感が鈍ります。
あと目標物がトラ柄の細いポールなので目の悪い僕には余計でした。壁とかならまだ見やすいのですが。

鋭角ですが、これもタイヤをギリギリまで寄せて停めるなんて事はタイヤを見ていないと出来ません。
でもちょっとでも気を抜くと乗り上げるし、寄せが足りないと曲がりきらないし。。。だからミラーで見える後輪の
前後左右の寄せは自信がありました。僕は公認学校で受験しましたが、ここはいろんな事を経験させてくれる学校でして
9mの中型2種(旧大型2種)用コースを11m車で走りました。これが鋭角もS字もギリギリですが行けるんですねぇ。
うまくいくと1回の切り返しで出てきますが、3回までは減点ではないですから無理しないことですね。
ただ切り返しの効くポイントは概ね1箇所ですから、ヘタなところで切り返していても泥沼にはまるだけです。
1回目にどこへ顔を刺していくかですね。一杯切りながら刺していってちょうど反対側の縁石と直角に停車できる辺りがベストでしょう。

停車場のポール寄せですが、縁石30cm以内に幅寄せして中央扉の範囲内に停車場のポールが入るように
停車します。こりゃもう、慣れですよ。自分なりに感覚を付けるしかないです。

坂道ですが、サイドブレーキを使っても使わなくても良いですが試験官が補助ブレーキを踏みそうになっちゃ意味無いですからね。
減点です。踏んだら即効試験中止です。

路上に出ます。
原則はもちろん数回に分けてブレーキを踏みますね。
で、Gメーターが付いていますので減速Gが0.3G(だったかな?)を超えないように止まりましょう。
加速もなめらかにノッキング無く、引っ張りすぎず。。。

あと発進時の安全確認。
左右の巻き込み、左右のミラー、室内のミラー、室内の目視、合計6点ですね。

僕は合宿で取りましたが、ナイスな仲間と知り合えましたし先生方とも今でも良いお付き合いさせてもらってます。
良い経験になりました。おすすめです。

(長野県・駒ヶ根自動車学校;普通AT・MT1・2種、中型1・2種、大型1・2種、けん引、大特、自動2輪AT・MT、合宿・通学
夏場は良いところですねぇ。)

 

ポイントとして分からないこととかメール下さい。
なお、このページの内容についていかなる責任も問いません。「試験に落ちたぞー!!」と怒られても
対処しかねます。苦情は受け付けませんので悪しからず。

参考)三重県免許センターで平成19年9月現在使用している車種:いすゞエルガ