造成工事(L型擁壁式)

この工事は、農地を宅地に転用し造成を行った工事です。
今回は現場打ち擁壁ではなく、L型擁壁を使った造成工事です。


施工前
ここに進入路を設置します。

入口部分の工事状況です。

これから宅地に生まれ変わる畑です。

擁壁を設置する部分の床堀です。

基礎コンクリートを施します。

基礎コンクリートの完成です。

今回の主役、L型擁壁(商品名:CPウォール)です。
(資材製作・協力:松阪興産株式会社

擁壁を据付・並べていきます。

1通り据え終わりました

裏側からはこんな感じです。

据付が終わると即、埋め戻し・整地が始まります。
大きい排土板と小さい排土板がコンビを組みます。

細部については人力で丁寧に転圧を行います。

工事も終盤に差し掛かりました。整地転圧です。

 

第1期工事が完了しました。

この後、住宅2棟の建設工事があるため
住宅工事が終了した後、第2期工事が始まります。

住宅工事も完了し、完成です。

進入路もこんな感じになりました。

この施工法の特徴は、現場での施工期間の短縮化です。
既に個体差無く均一に強度保証された擁壁ですから安全面も安心です。
また従来の現場打ち擁壁のように、土工(床堀・整地)の後、
[1.型枠組立(表)〜2.鉄筋加工・組立〜3.型枠組立(裏)〜4.コンクリート打設〜5.養生〜6.型枠解体]
という大抵2週間の時間を要する作業が省略化され、
[1.型枠組立(軽微)〜2.基礎コンクリート打設〜3.型枠解体〜4.据付]
のおよそ3〜4日と大幅に工期短縮化されます(延長20m程度において)。
見ての通り作業も至って簡単です。

しかし様々な地形形状等に、柔軟な対応が出来るのは現場打ち擁壁です。
また据付擁壁工事には大型機械が必要となり、狭所においては施工は困難であることから
一概にどちらが良いとは言えません。

しかし、私たちは両者の長所を持ち寄り独自のノウハウによって
多くに納得していただける造成工事を行って参ります。

使用主要機械:

PC128US(ドーザブレード仕様)、PC35MRx、PC30、
PC27MRx(ブレーカー仕様)

使用CPウォール(L=2000)概要:

H=2000(1882kg), H=1500(1188kg), H=1200(906kg)
H=1000(661kg), H=800(536kg), H=600(426kg)